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皆さんは筋トレの効果として体形を変える、筋肉を強くするだけだと思っていませんか?
実は、定期的な筋トレが精神の健康と脳にも多くの良い影響を及ぼすことが研究で明らかになりつつあります。
今回は、その一部を紹介していきます。
筋トレに対するイメージや筋トレ後の自分の精神状態に少し目を向けて、フィットネスライフをより充実させていきましょう。
脳に与える効果
Ⅰ.ストレスと不安の軽減
ジムでのトレーニングは社会との接点となることが多く、ストレス発散につながります。さらに筋力トレーニングは、健康な人でも、心理的、精神的な疾患を持つ人でもストレスや不安と関連した症状を軽減することが示されています。
Ⅱ.集中力の改善
筋力トレーニングでは意識を集中しスキルを習得することが求められ、集中力の改善に役立ちます。これらの努力により1つの動作に集中する能力を高め、精神の健康状態を改善します。
Ⅲ.脳機能の速度向上
有酸素運動と筋力トレーニングの両方が、高齢者の認知機能と運動機能に良い効果を持つことが示されています。
Ⅳ.認知症の予防
筋力トレーニングは神経栄養因子を増やし、これによってアルツハイマー病などにつながる脳組織の減少と病変を軽減することが示されています。
Ⅴ.気分を高める
筋力トレーニングのセッションで分泌されるエンドルフィンは気分を高揚させます。また、ウエイトトレーニングをしていない人と比較すると、トレーニングをしている人では発作的に悲しい気分になるという経験が起こりにくいことがわかっています。
Ⅵ.マッスルメモリーの形成
しばらくやめていた運動を再開すると、脳内にある過去の運動パターンと動作の記憶のおかげで以前より簡単にできるようになります。また、過去の運動記憶により、トレーニングを再学習する時間が短縮されるので、筋肉レベルでの回復速度を改善します。
Ⅶ.長期記憶の増強
筋力トレーニング、特に有酸素運動と組み合わせたトレーニングは神経栄養因子を増やすとともに海馬の大きさを増大させ、記憶の改善をもたらすことが研究で明らかになっています。
最後に
上記のように、筋トレは精神の健康と脳にも大きなメリットがあります。実際にジムでトレーニングに励んでいる皆さんは、自分自身では気づいてないかもしれませんが肉体的及び精神的にも良い影響を与えています。ジムでのトレーニングは立派な自己投資です。一生涯健康な身体でいるためにもトレーニングの習慣化を身につけ、より良いフィットネスライフにしていきましょう。