筋トレが脳に与える効果とは

(3分で読めます)

 皆さんは筋トレの効果として体形を変える、筋肉を強くするだけだと思っていませんか?

実は、定期的な筋トレが精神の健康と脳にも多くの良い影響を及ぼすことが研究で明らかになりつつあります。

今回は、その一部を紹介していきます。

筋トレに対するイメージや筋トレ後の自分の精神状態に少し目を向けて、フィットネスライフをより充実させていきましょう。

 

脳に与える効果

Ⅰ.ストレスと不安の軽減

ジムでのトレーニングは社会との接点となることが多く、ストレス発散につながります。さらに筋力トレーニングは、健康な人でも、心理的、精神的な疾患を持つ人でもストレスや不安と関連した症状を軽減することが示されています。

 

Ⅱ.集中力の改善

筋力トレーニングでは意識を集中しスキルを習得することが求められ、集中力の改善に役立ちます。これらの努力により1つの動作に集中する能力を高め、精神の健康状態を改善します。

 

Ⅲ.脳機能の速度向上

有酸素運動と筋力トレーニングの両方が、高齢者の認知機能と運動機能に良い効果を持つことが示されています。

 

Ⅳ.認知症の予防

筋力トレーニングは神経栄養因子を増やし、これによってアルツハイマー病などにつながる脳組織の減少と病変を軽減することが示されています。

 

Ⅴ.気分を高める

筋力トレーニングのセッションで分泌されるエンドルフィンは気分を高揚させます。また、ウエイトトレーニングをしていない人と比較すると、トレーニングをしている人では発作的に悲しい気分になるという経験が起こりにくいことがわかっています。

 

Ⅵ.マッスルメモリーの形成

しばらくやめていた運動を再開すると、脳内にある過去の運動パターンと動作の記憶のおかげで以前より簡単にできるようになります。また、過去の運動記憶により、トレーニングを再学習する時間が短縮されるので、筋肉レベルでの回復速度を改善します。

 

Ⅶ.長期記憶の増強

筋力トレーニング、特に有酸素運動と組み合わせたトレーニングは神経栄養因子を増やすとともに海馬の大きさを増大させ、記憶の改善をもたらすことが研究で明らかになっています。

 

最後に

上記のように、筋トレは精神の健康と脳にも大きなメリットがあります。実際にジムでトレーニングに励んでいる皆さんは、自分自身では気づいてないかもしれませんが肉体的及び精神的にも良い影響を与えています。ジムでのトレーニングは立派な自己投資です。一生涯健康な身体でいるためにもトレーニングの習慣化を身につけ、より良いフィットネスライフにしていきましょう。

 

 

筋力トレーニングは骨を強くする

(2分で読めます)

 筋トレといえば筋肉を強くするだけと思われがちですが、実は骨も強くしてくれます。

定期的に筋力トレーニングを行うことで、骨粗しょう症(骨が弱く、脆くなること)のリスクを低減することができます。

では、なぜ筋トレで骨を強くすることができるのでしょうか。

 

  • 筋トレで骨が強くなる理由

 骨を強くするには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを摂取することが重要とよく言われます。

ですが実は、ミネラルをいくら摂ってもそれだけではだめなのです。

カルシウムなどのミネラルを効果的に骨に取り込むには、筋トレによる刺激が必要になります。

筋肉の引っ張る力と圧縮する力が骨に加わることで、破骨細胞が骨を破壊し、骨芽細胞が新しい骨を作ってくれます。

また、筋トレによって分泌される成長ホルモンを介して生じるIGF-1(インスリン様成長因子)が骨を成長させてくれるとも言われています。

 

 骨粗しょう症とは、骨形成速度よりも骨吸収速度が高いことにより、骨に小さな穴が多発する症状を言います。

これにより骨がスカスカでもろくなり、軽く転んだり何かに体をぶつけてしまうだけでも骨折しやすくなります。

骨粗しょう症は加齢とともに進行するため高齢者に多く、特に女性に多いのが特徴です。

骨粗しょう症になる大きな原因は加齢のほかに運動不足による骨への刺激が少なくなることが挙げられます。

筋トレはこの骨への刺激という点で効果的なのです。

 

  • まとめ

 筋トレによって骨に刺激を与えることで骨が強くなり、骨粗しょう症の予防に効果的です。

筋トレは若者だけがするものではなく、中高年の方こそ骨の健康のためにも筋トレをするべきなのです。

もちろん骨だけでなく、高齢者であっても筋トレによって筋肉も活性化します。

筋トレで筋肉と骨を鍛えていつまでも若々しい身体を保ちましょう。

 

 

 

 

レッグプレスマシン:基礎編

(2分で読めます)

 マシンを使ったレッグプレスは、大腿四頭筋、内転筋、臀筋(でんきん)を強化するのに役立ちます。また、ハムストリングにも効果があります。この多関節動作は、バックスクワットによく似ていますが、脊柱に負荷をかける必要がないので、怪我の発生予防に最適です。

 

エクササイズの特徴

 レッグプレスは、脚全体のワークアウトです。重りをセットしたら、シートに深く座り、足の位置を調整します。

最大限の効果を得るには、股関節と膝だけを曲げるようにします。

マシンのハンドルを握って胴体を安定させ、シートをしっかり引き寄せましょう。

初心者は、10~15レップス×3セットから始めましょう。

 

エクササイズの準備

 マシンをセットし終わったら、バックスクワットをするときのようなスタンスをとる。

足を肩幅より少し広く開き、つま先を少し外側に向ける。

腹筋を引き締めて胴体を安定させ、背パットに腰をぴったりつける。

 

ステップ1

 腰を背パットにぴったりつけて、腹筋に力を入れる。息を吐きながら体をシートにしっかり引き寄せ、両足で均等に押す。

ステップ2

 息を吸って膝と股関節を曲げる。その時、膝の向きはつま先に合わせる。

スタートポジションに近づくにつれて減速するようにする。

軽く呼吸を整え、ステップ1、2を繰り返す。

※よくある不適切な動作

脚を曲げすぎないように気を付けること。臀部がパットからずれ、腰が丸まってしまうのは、脚を曲げすぎている証拠。腰を痛める原因にもつながります。

 

 

 

 

 

トレーニングにサプリメントは必要か?

(3分で読めます)

 最近では、様々な種類のサプリメントが販売されており、どれを選んだらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?

今回は、私が実際に摂っているサプリメントとその必要性について紹介していきます。

 

 そもそもサプリメントに効果はあるのか疑問を持たれる方もいると思いますが、全般的な健康、トレーニングのパフォーマンスや回復、筋肉の維持、のために摂取するサプリメントは効果があります。

実際に、健康とパフォーマンスに与える総合的な効果が高いサプリメントを下に挙げてみました。

 

私が摂取しているサプリメント

ホエイプロテイン

1日40gを2回摂取。(エネルギー必要量、体組成、トレーニングの目的によって変わります。)

ホエイプロテインは低カロリーで携帯しやすく手軽に摂取でき、筋肉の合成や修復に必要なタンパク質を素早く吸収できる特徴があります。

またアミノ酸スコアが高く、皮膚や髪、内臓の材料になったり、免疫力やホルモンの分泌を促したりする効果もあります。

www.limitest.shop

 

マルチビタミン&ミネラル

1日3回毎食後、2粒摂取。

ビタミンとミネラルとは、人間の体を機能させるのに重要な働きを担っている、微量栄養素のことです。

ビタミンには、タンパク質、炭水化物、脂質をエネルギーに変える働きや、肌をきれいにするなど、様々な効果を持ちます。

また、ミネラルは骨や歯を形成したり、神経伝達にかかわっており細胞組織をスムーズに動かす効果を持ちます。

その為、筋トレやボディメイクをしている人は普通の人より多くのビタミン、ミネラルを必要とします。

www.dear-natura.com

 

クレアチン

毎日昼食後に3g程度摂取。

クレアチンは瞬発力、パワー、スピードのエネルギー源となる物質です。クレアチンを筋肉に蓄え、あと1回、あと0.1秒、あと1cmの追い込みを可能にしてくれます。

しかし、食事からとれるクレアチン量は限られているため、サプリメントで毎日摂ることで、筋肉中のクレアチン量を増加することができます。

www.myprotein.jp

 

・グルタミン

筋トレ後、5g程度摂取。

グルタミンは体内で生成されるアミノ酸の一種です。通常の食事に含まれていることが多いですが、日常のあらゆるストレスによって消費されてしまいます。

身体に物理的ストレスを与える筋トレでもグルタミンは消費されるうえに、不足すると筋肉が分解されるため、グルタミンはトレーニーにとって欠かせないアミノ酸です。

また、グルタミンは身体を正常に保つために働いている免疫細胞のエネルギー源です。グルタミンが免疫細胞にエネルギーを与えることで、免疫力が高まるのです。

筋トレ後は、免疫力が下がっているタイミングなので、そのタイミングでグルタミンを補給することで風邪や病気にかかるリスクを下げられます。

www.myprotein.jp

 

・BCAA

レーニング中に摂取。

BCAA(分岐鎖アミノ酸)は筋肉のエネルギー源となるアミノ酸で、運動パフォーマンスや筋肉疲労の軽減に効果があります。

また、BCAAはアミノ酸へ分解された状態で摂取されるため、体内への素早い吸収が可能です。

運動中に摂取することで、筋肉の分解を抑えて合成を促進します。

item.rakuten.co.jp

 

まとめ

 結論、サプリメントは各個人の生活習慣、食事内容、運動レベル、達成目標によって異なります。

私の場合は、筋トレを週に6回、コンテスト出場へ向けた高強度トレーニングを行うため、上記でご紹介したサプリメントを選定しています。

筋肉増加のためのホエイプロテイン、免疫力を高めるためのマルチビタミンやグルタミン、筋出力強化のためのクレアチン、筋分解・疲労軽減のためのBCAA。

それぞれのサプリメントの必要性を十分理解したうえで、摂取することが望ましいです。

 

トレーニングするなら知っておきたい3大栄養素の役割

(2分で読めます)

 ジムでトレーニングされている人なら知っておきたい3大栄養素の役割について紹介します。

 皆さんは食事で気を付けていることはありますか?間違った食事法でダイエットしていませんか?トレーニングの効果を発揮、もしくは半減させてしまうかは食事の内容、割合によって大きく左右してしまいます。まずはより効率よく健康的な身体作りのために、3大栄養素の役割について理解しておきましょう!

 

炭水化物

 炭水化物は筋力トレーニングにおける主なエネルギー源で、グリコーゲンの形で体内に貯蔵されています。体を動かすガソリンとして利用され、筋トレのパフォーマンスを維持する重要な栄養素です。三大栄養素のなかで最も多い割合を摂取する必要があります。

 

タンパク質

 筋肉の生成と維持、組織と細胞の成長と修復、そして骨、器官の構造を保つ役割において重要な栄養素です。炭水化物や脂質とは異なり、体内に貯蔵しておくことができないので、毎日十分なタンパク質を摂取しなければなりません。

 

脂質

 衝撃による臓器の保護、神経におけるシグナル伝達、またビタミン吸収を助けたりホルモン生成を促進するなど、人体の多くの機能で重要な役割を果たす必須栄養素です。摂取する脂質の大部分を質の良い必須脂肪酸、特に多価不飽和脂肪酸にすることが推奨されています。